○若狭町農業者労働災害共済条例

平成17年3月31日

条例第138号

(目的)

第1条 この条例は、本町において農業労働による災害(以下「共済事故」という。)を受けた者を救済するための共済制度を設け、町民の生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的とする。

(定義)

第2条 この条例において「共済事故」とは、別表第1に定める農機具等によって本町内で農作業中に生じた負傷、疾病、障害、死亡等の人身事故をいう。

(共済関係の成立)

第3条 福井県農業共済組合定款(以下「共済定款」という。)第8条、第9条及び第10条の規定により福井県農業共済組合との間に農作物共済、家畜共済又は果樹共済、畑作物共済の共済関係が成立している者及びその家族並びに農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済関係が成立している者を作業主とする雇用労働者は、すべてこの条例による共済関係が成立している者とする。

2 前項に規定する以外の者でこの条例による共済関係の成立の申出をし、町がこれを承諾した者は、この条例による共済関係が成立している者とする。

(共済責任期間)

第4条 共済責任期間は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日をもって終わる。

(共済掛金等)

第5条 共済掛金は、共済定款による農作物共済の水稲引受面積10アール当たり100円、畑10アール当たり100円、果樹栽培面積10アール当たり100円及び家畜共済の加入頭数1頭当たり50円にそれぞれ該当する規模を乗じて得た金額の合計額と、1農家当たり300円を加えて得た金額とする。

2 共済掛金は、納入通知書により徴収するものとする。

(共済給付の範囲)

第6条 この条例による共済給付は、次のとおりとする。

(1) 医療共済金

(2) 休業共済金

(3) 障害共済金

(4) 遺族共済金

(5) 葬祭料

2 前項の共済給付は、共済事故が生じた場合に共済給付を受けるべき農業者(第3条第1項及び第2項に規定する者をいう。以下同じ。)若しくは遺族又は葬祭を行う者に対しその請求に基づいて行う。

(給付基礎日額)

第7条 給付基礎日額は、4,300円とする。

2 満18歳未満で就学中の者及び満70歳以上の者の給付基礎日額は、前項に定める額の2分の1の額とする。

(医療共済金)

第8条 医療共済金は、医療費の給付とする。

2 前項の医療費給付の範囲は、次の各号に定める医療に要した費用とする。ただし、医療を受けるに至った日から起算して1年以内とし、7万円を限度額とする。

(1) 診察

(2) 薬剤又は治療材料の支給

(3) 処置、手術その他の治療

(4) 病院又は診療所への収容

(休業共済金)

第9条 休業共済金は、農業者が共済事故による療養のため就労することができないため収入が絶たれる場合(満18歳未満で就学中の者を除く。)に、その第4日目から第90日目まで支給するものとし、その額は、1日につき給付基礎日額を基準として、入院100分の80、通院100分の60、自宅療養100分の50に相当する額とする。

(障害共済金)

第10条 障害共済金は、傷病が治癒してなお身体に障害が残った場合、別表第2で定める障害等級に応じ、同表の給付の内容の欄で定める額を支給する。

(遺族共済金)

第11条 遺族共済金は、給付基礎日額の800日分を最高限度額とし、一時金として支給するものとし、その額は、第16条の運営審査委員会で定める。

2 遺族共済金を受けることができる遺族は、次の各号に掲げる者とする。

(1) 配偶者(婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。)

(2) 農業者の死亡の当時その収入によって生計を維持していた子、父母、孫及び祖父母

(3) 前号に該当しない子、父母、孫及び祖父母並びに兄弟姉妹

3 遺族共済金を受けるべき遺族の順位は、前項各号の順序により、同項第2号及び第3号に掲げる者のうちにあっては、それぞれ当該各号に掲げる順序による。

(葬祭料)

第12条 葬祭料は、2万円とし、遺族又は葬祭を行う者に支給する。

(共済給付の制限)

第13条 農業者が故意に負傷、疾病、障害若しくは死亡又はその直接の原因となった事故を生じさせたときは、その共済給付を行わない。また、故意に共済掛金の納付を怠った期間中に生じた事故もまた同様とする。

2 農業者が故意の犯罪行為(道路交通法(昭和35年法律第105号)に違反した場合も含む。)若しくは重大な過失又は正当な理由がなくて療養に関する指示に従わないことにより、負傷、疾病、障害の程度を増進させ、若しくはその回復を妨げたときは、共済給付の全部又は一部を行わないことができる。

3 他からの共済金及び保険金(任意加入のものを除く。)及び国民健康保険又は他の社会保険から給付を受ける場合に、医療共済金は、重複して給付しないものとするが、休業共済金にあっては、1日につき給付基礎日額の100分の20の範囲内で支給することができる。

4 共済給付の原因である共済事故が第三者の行為によって生じた場合で、共済給付を受けるべき者が当該第三者から同一の事由につき損害賠償を受けたときは、その価額の限度で共済給付の義務を免れる。

(不正手段等により共済給付を受けた場合の徴収等)

第14条 虚偽その他不正の手段により共済給付を受けた者があるときは、その共済給付に要した費用に相当する金額の全部又は一部をその者から徴収することができる。

(共済給付の請求期間)

第15条 共済給付の請求期間は、共済事故の発生したときから6月とする。

(運営審査委員会)

第16条 この制度の運営及び共済給付に関する審査等重要事項を処理するため、町に若狭町農業者労働災害共済運営審査委員会(以下「運営審査委員会」という。)を置く。

2 運営審査委員会は、委員5人以内をもって組織し、任期は3年とする。ただし、定数の補充によって選任された委員の任期は、前任者の残任期間とする。

3 委員は、学識経験者のうちから町長が委嘱する。

4 運営審査委員会の庶務は、産業課において処理する。

(審査請求等)

第17条 共済給付に関する決定に不服のある者は、町長に対して審査請求をすることができる。

(報告、出頭等)

第18条 町は、審査又は共済給付の実施のため必要があると認めるときは、共済給付を受けようとする者又はその他の関係人に対して報告、文書の提出、出頭を命じ、又は医師の診断若しくは検案を受けさせることができる。

(委任)

第19条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成17年3月31日から施行する。

(適用区分)

2 第3条第1項の規定は、合併前の三方町の地域においては、平成19年4月1日から適用する。

(経過措置)

3 この条例の施行の日の前日までに、合併前の上中町農業者労働災害共済条例(昭和51年上中町条例第8号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例の相当規定によりなされた処分、手続その他の行為とみなす。

附 則(平成18年12月25日条例第30号)

(施行期日)

1 この条例は、平成19年4月1日から施行する。

附 則(平成22年3月23日条例第4号)

(施行期日)

1 この条例は、平成22年4月1日から施行する。

別表第1(第2条関係)

農業者労災共済の事故となる農機具等

No.

農機具等名

1

田植機(これに連結するものを含む。以下同じ。)

2

トラクター

3

耕耘機

4

テーラー

5

トレーラー

6

農用自動車

7

コンバイン(ハーベスター)

8

バインダー

9

脱穀機

10

調整機

11

乾燥機

12

精米機

13

砕粉機

14

防除機

15

動力草刈機

16

動力カッター

17

手動カッター

18

手押切

19

製縄機

20

農用発動機及び電動機

21

その他動力農機具

22

農薬

23

家畜による傷害

24

まむし等による傷害

25

稲木による傷害

26

落雷による傷害

27

その他農作業による傷害

別表第2(第10条関係)

障害等級表

障害等級

給付の内容

身体障害

第1級

給付基礎日額の500日分

1 両眼が失明したもの

2 そしゃく及び言語の機能を廃したもの

3 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

4 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの

5 両上肢をひじ関節以上で失ったもの

6 両上肢の用を全廃したもの

7 両下肢をひざ関節以上で失ったもの

8 両下肢の用を全廃したもの

第2級

同300日分

1 1眼が失明し、他眼の視力が0.02以下になったもの

2 両眼の視力が0.02以下になったもの

3 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

4 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの

5 両上肢を腕関節以上で失ったもの

6 両下肢を足関節以上で失ったもの

第3級

同200日分

1 1眼が失明し、他眼の視力が0.06以下になったもの

2 そしゃく又は言語の機能を廃したもの

3 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

4 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの

5 両手の手指の全部を失ったもの

第4級

同170日分

1 両眼の視力が0.06以下になったもの

2 そしゃく及び言語の機能に著しい障害を残すもの

3 両耳の聴力を全く失ったもの

4 1上肢をひじ関節以上で失ったもの

5 1下肢をひざ関節以上で失ったもの

6 両手の手指の全部の用を廃したもの

7 両足をリスフラン関節以上で失ったもの

第5級

同140日分

1 1眼が失明し、他眼の視力が0.1以下になったもの

2 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

3 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

4 1上肢を腕関節以上で失ったもの

5 1下肢を足関節以上で失ったもの

6 1上肢の用を全廃したもの

7 1下肢の用を全廃したもの

8 両足の足指の全部を失ったもの

第6級

同110日分

1 両眼の視力が0.1以下になったもの

2 そしゃく又は言語の機能に著しい障害を残すもの

3 両耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの

4 1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

5 せき柱に著しい奇形又は運動障害を残すもの

6 1上肢の3大関節中の2関節の用を廃したもの

7 1下肢の3大節関中の2関節の用を廃したもの

8 1手の5の手指又は母指及び示指を含み4の手指を失ったもの

第7級

同80日分

1 1眼が失明し、他眼の視力が0.6以下になったもの

2 両耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

3 1耳の聴力を全く失い、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

4 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

5 胸腹部臓器の機能に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの

6 1手の母指及び示指を失ったもの又は母指若しくは示指を含み3以上の手指を失ったもの

7 1手の5の手指又は母指及び示指を含み4の手指の用を廃したもの

8 1足をリスフラン関節以上で失ったもの

9 1上肢に仮関節を残し、著しい運動障害を残すもの

10 1下肢に仮関節を残し、著しい運動障害を残すもの

11 両足の足指の全部の用を廃したもの

12 女子の外ぼうに著しい醜状を残すもの

13 両側のこう丸を失ったもの

第8級

同70日分

1 1眼が失明し、又は1眼の視力が0.02以下になったもの

2 せき柱に運動障害を残すもの

3 1手の母指を含み2の手指を失ったもの

4 1手の母指及び示指又は母指若しくは示指を含み3以上の手指の用を廃したもの

5 1下肢を5センチメートル以上短縮したもの

6 1上肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの

7 1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの

8 1上肢に仮関節を残すもの

9 1下肢に仮関節を残すもの

10 1足の足指の全部を失ったもの

11 ひ臓又は1側のじん臓を失ったもの

第9級

同60日分

1 両眼の視力が0.6以下になったもの

2 1眼の視力が0.06以下になったもの

3 両眼に半盲症、視野狭さく又は視野変状を残すもの

4 両眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

5 鼻を欠損し、その機能に著しい障害を残すもの

6 そしゃく及び言語の機能に障害を残すもの

7 両耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

8 1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になり、他耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの

9 1耳の聴力を全く失ったもの

10 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

11 胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの

12 1手の母指を失ったもの、示指を含み2の手指を失ったもの又は母指及び示指以外の3の手指を失ったもの

13 1手の母指を含み2の手指の用を廃したもの

14 1足の第1の足指を含み2以上の足指を失ったもの

15 1足の足指の全部の用を廃したもの

16 生殖器に著しい障害を残すもの

第10級

同50日分

1 1眼の視力が0.1以下になったもの

2 そしゃく又は言語の機能に障害を残すもの

3 14歯以上に対し歯科補てつを加えたもの

4 両耳の聴力が1メートル以上の距離では普通の話声を解することが困難である程度になったもの

5 1耳の聴力が耳に接しなければ大声を解することができない程度になったもの

6 1手の示指を失ったもの又は母指及び示指以外の2の手指を失ったもの

7 1手の母指の用を廃したもの、示指を含み2の手指の用を廃したもの又は母指及び示指以外の3の手指の用を廃したもの

8 1下肢を3センチメートル以上短縮したもの

9 1足の第1の足指又は他の4の足指を失ったもの

10 1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの

11 1下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの

第11級

同40日分

1 両眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの

2 両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの

3 1眼のまぶたに著しい欠損を残すもの

4 10歯以上に対し歯科補てつを加えたもの

5 両耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの

6 1耳の聴力が40センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの

7 せき柱に奇形を残すもの

8 1手の中指又は薬指を失ったもの

9 1手の示指の用を廃したもの又は母指及び示指以外の2の手指の用を廃したもの

10 1足の第1の足指を含み2以上の足指の用を廃したもの

11 胸腹部臓器に障害を残すもの

第12級

同30日分

1 1眼の眼球に著しい調節機能障害又は運動障害を残すもの

2 1眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの

3 7歯以上に対し歯科補てつを加えたもの

4 1耳の耳かくの大部分を欠損したもの

5 鎖骨、胸骨、ろく骨、肩こう骨又は骨盤骨に著しい奇形を残すもの

6 1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの

7 1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの

8 長管骨に奇形を残すもの

9 1手の中指又は薬指の用を廃したもの

10 1足の第2の足指を失ったもの、第2の足指を含み2の足指を失ったもの又は第3の足指以下の3の足指を失ったもの

11 1足の第1の足指又は他の4の足指の用を廃したもの

12 局部にがん固な神経症状を残すもの

13 男子の外ぼうに著しい醜状を残すもの

14 女子の外ぼうに醜状を残すもの

第13級

同20日分

1 1眼の視力が0.6以下になったもの

2 1眼の半盲症、視野狭さく又は視野変状を残すもの

3 両眼のまぶたの一部に欠損を残し、又はまつげを残すもの

4 5歯以上に対し歯科補てつを加えたもの

5 1手の小指を失ったもの

6 1手の母指の指骨の一部を失ったもの

7 1手の示指の指骨の一部を失ったもの

8 1手の示指の末関節を屈伸することができなくなったもの

9 1下肢を1センチメートル以上短縮したもの

10 1足の第3の足指以下の1又は2の足指を失ったもの

11 1足の第2の足指の用を廃したもの、第2の足指を含み2の足指の用を廃したもの又は第3の足指以下の3の足指の用を廃したもの

第14級

同10日分

1 1眼のまぶたの一部に欠損を残し、又はまつげを残すもの

2 3歯以上に対し歯科補てつを加えたもの

3 1耳の聴力が1メートル以上の距離では小声を解することができない程度になったもの

4 上肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの

5 下肢の露出面にてのひらの大きさの醜いあとを残すもの

6 1手の小指の用を廃したもの

7 1手の母指及び示指以外の手指の指骨の一部を失ったもの

8 1手の母指及び示指以外の手指の末関節を屈伸することができなくなったもの

9 1足の第3の足指以下の1又は2の足指の用を廃したもの

10 局部に神経症状を残すもの

11 男子の外ぼうに醜状を残すもの

備考

1 視力の測定は、万国式試視力表による。屈折異常のあるものについては矯正視力について測定する。

2 手指を失ったものとは、母指は指関節、その他の手指は第1指関節以上を失ったものをいう。

3 手指の用を廃したものとは、手指の末節の半分以上を失い、又は中手指節関節若しくは第1指関節(母指にあっては指関節)に著しい運動障害を残すものをいう。

4 足指を失ったものとは、その全部を失ったものをいう。

5 足指の用を廃したものとは、第1の足指は末節の半分以上、その他の足指は末関節以上を失ったもの又は中足指節関節若しくは第1指関節(第1の足指にあっては指関節)に著しい運動障害を残すものをいう。

若狭町農業者労働災害共済条例

平成17年3月31日 条例第138号

(平成22年4月1日施行)