特別栽培米コシヒカリ『晴れ光』

更新日:2022年03月31日

田んぼの水、土、土の中の生き物、苗を育てる方法、雑草、肥料、そして稲の成長などを一つずつ見直すことにより、すべてが繋がっている事を再認識しました。それにより、栽培方法を変更し理想のお米が出来ました。その特徴についてごく一部ですがご案内致します。

苗の育て方(プール育苗)

同じコシヒカリの苗の比較

一番右の苗が「晴れ光」の苗です。この後1か月ほどで15cm程に成長し田植えを行います。一般的なビニールハウスでの気候を管理した栽培ではなく、自然のままの田んぼで苗を育てる為、雨風や朝晩の寒暖差などの自然条件に対応できるよう苗もたくましく育ち、茎の太さ・根の量が倍以上になりました。そのことにより害虫にも打ち勝ち、病気になりにくい稲ができ、農薬を減らすことができました。

雑草対策(除草)~自家製米ぬかペレット・手押し除草機~

米ぬかペレット

米の副産物“米ぬか”からできる自家製の米ぬかペレットを田植え後すぐに田んぼにまくと、米ぬかを栄養分とする田んぼ内の微生物が増えて酸素をたくさん使います。そのことにより雑草が酸素を使えず成長しにくくなります。

手押し除草機

またさらに生えてきた雑草は手押し式の除草機を田んぼに入れて土の中に雑草をすき込み除草します。労力はかかるものの効果は高く、更には微生物の分解により土の中に発生する根にはよくないガスを除草機により抜く事が出来き、稲の生長を促す効果もあります。

水と肥料について

無農薬栽培には多くの水を使います。水源は農薬などの化学物質が一切入らない集落の一番奥の山から引き入れ、一番に水のあたる場所で栽培したお米です。
また、肥料は除草目的の米糠のみしか施用していないので、雑味の原因となる残留窒素成分は極めて少ないです。良く噛んで召し上がっていただくとその違いが良くわかって頂けると思います。