冬季の食中毒に注意しましょう!

更新日:2025年12月01日

冬季は、ノロウイルス等を原因とする感染性胃腸炎が多発する時期であり、ウイルス性の食中毒の発生が懸念されますので、手洗いの徹底など、食中毒予防対策の徹底を心がけてください。

ノロウイルス感染症の主な症状

潜伏期:24〜48時間

症状:下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などで通常3日以内に回復しますが、ウイルスは感染してから1週間程度(長い場合は1か月)便中に排泄されます。

ノロウイルス食中毒を予防するために

1.ノロウイルスを『持ち込まない』

・正しい手洗いを励行しましょう。

・野菜などの生鮮食品は十分に洗浄しましょう。

・調理に従事する人は、健康管理を徹底しましょう。

・おう吐、下痢などのある人は、調理に従事しないようにしましょう。

2.ノロウイルスを食品に『つけない』

・正しい手洗いを励行しましょう。

・特に用便後や調理前には手洗い(消毒を含む)を徹底しましょう。

・食品関係営業に携わる方は、食品に直接触れる際には「使い捨て手袋」を使用しましょう。

3.ノロウイルスを殺すための『加熱(やっつける)』

・加熱は最も効果的な殺菌方法ですが、ノロウイルスは85℃で90秒以上の加熱が必要です。

・特に二枚貝の生食はできるだけ避け、中心部まで加熱しましょう。

カキを生食する場合は、「生食用」と表示されているものを使用し、「加熱調理用」と表示されているものは必ず加熱してください。ノロウイルスが流行している時期では「生食用」でもノロウイルスに汚染されている場合があるので、注意が必要です。

4.ノロウイルスを『ひろげない』

・正しい手洗いを励行しましょう。

・調理を行う場所は、常に清潔を保つようにしましょう。

・魚介類や肉類に用いる包丁、まな板等の調理器具は、専用として使い分け、煮沸消毒するなどして、調理器具を介して他の食品を汚染しないよう注意しましょう。

・おう吐物や便は正しく処理しましょう。

衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒は次亜塩素酸系消毒剤(濃度は0.02%以上、家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)を使用してください。ノロウイルス感染症の場合、そのおう吐物や便には、ノロウイルスが大量に含まれています。そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染します。

関連資料

この記事に関するお問い合わせ先

健康医療課
電話番号 0770-62-2721

メールフォームからのお問い合わせ