三方石観世音

三方石観世音
内容

観音川の清流に沿った静かな参道をしばらく歩くと、三方石観世音にたどり着きます。

この辺りには山の気配が漂い、夏は新緑、秋は紅葉が美しいことで知られています。

杉木立に囲まれるように建っている本堂に安置されているのが、本尊の片手観音像。

この地に巡っておられた弘法大使が、一夜にして大きな花崗岩に刻んだものとつたえられていますその際、右手だけを刻み残して去ったともいわれています。

昔からこの観音様には手足の不自由な人々の信仰が厚く、御手足堂には全快のお礼にと観音の功徳に感謝して奉納した木製の手足や松葉杖、ギプスなどが山のように積まれています。
これらは観音様の功徳を信じた人々が借りて持ち帰り、患ったところに手足形を擦っていると不思議と病が回復すると、広く信じられています。現存する手足形の総数は、約6万点とされています。
観音霊水

本堂からしばらく山手にはいると冷たくておいしい山の水が流れ出ています。
更新日:2022年03月31日