シテナ踊[県指定]

更新日:2022年03月31日

着物を着た数人の男女が輪になり、右手を挙げて踊っている様子の白黒写真

内容

縄文遺跡「鳥浜貝塚」でその名を知られる鳥浜区に、江戸時代の中頃から伝えられている踊りです。昔当区にあった一姫神社(現在は賀茂神社の合祀)の例祭日の夜に限り踊られていた踊りですが、現在では加茂神社・愛宕神社の祭礼た、旧盆などに踊られています。踊り場の中央に縦横一間のやぐらを組み、その周りを浴衣姿の男女が幾重もの輪を作り、音頭にあわせてにぎやかにはやしながら前進後退を繰り返し踊るのです。
「シテナ」の語源ははっきりしないが、能狂言のシテ(主役)から出たという説と、「そしてな」という方言が変化したという説があります。いずれにしても、子孫の繁栄と村の発展を神に祈って踊り続けてきたものと推測されます。
次に、千田正治氏作の歌詞のごく一部を紹介します。

三方名物 踊りはシテナ
山は梅丈で 水なら五胡よ
四季折々の恵みも豊か
シテナシテナと弥栄え

シテナシテナと三方へおいで
春は梅咲く 湖辺で遊び
海は泳いで ブリタイ食べて
秋の黄金で 冬を越す

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