綱打ち神事 (有田) [町指定]

更新日:2022年03月31日

綱打ち神事で綱を三つ縒りにしている男性たちの写真

綱打ち神事(有田)[町指定]

内容

正月の十二日(最近はその近くの日曜日)に、有田では「綱打ち」という神事が行われます。この日は朝から氏神の斎神社の拝殿で、神事当番が持ち寄った三十数束の稲藁で大きな綱をつくります。
最小の綯い口には藁十二把(閏年には十三把)を用い、綱は左の三つ縒りとし、村中の男たちが集まって作業に合わせた掛声や祝い歌もにぎやかに、長さ七間半(約14メートル)・直径30センチメートルもあるような大綱をつくり上げます。
後ほど綱は拝殿より降ろされ、集落内の道路を引っぱり回します。多分に簡略化されてはいますが、幾百年かの昔、村の前方の沼の中に輝いておられた御神像を、村中みんなが大急ぎで、太い綱をつくって引き上げ、氏神様として斎神社にお祀りしたことに基くと信じられるこの神事が、一年の中断もなく今に続けられています。

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