三方五湖のまわりの田んぼ かや田での取り組み

更新日:2022年03月31日

地元小学生たちが観察会のためにかや田に集まっている写真

地元小学校観察会

地元小学校のPTAが観察道をかや田に設置している写真

地元小学校PTAによる観察道設置

子供たちがかや田で田植えを体験している写真

田植えの体験会

かや田での取り組み

 若狭町中山の「かや田」は、周囲を小高い山に囲まれた、約11ヘクタールの平坦地です。約30年前までは、ほとんどが田んぼでしたが、現在は、山側半分が放棄田になっており、ヨシ(地元では「かや」と呼ぶ)に覆われています。

 これまでの調査によると、かや田を含む三方五湖周辺には、メダカやダルマガエルなど福井県の絶滅危惧種約100種が記録されています。現在ではすでに見られなくなった種も多い中、かや田では、このうちの19種が今もみられ、県内でも有数の重要な里地となっています。
かや田に住む希少な種の多くは、田んぼの作業とともに生きてきました。したがって、かや田の生き物を守るためには、農作業に準じた、持続的な人の「働きかけ」が大切です。

 かや田では、地元小学校の環境学習の場として活用されているとともに、市民活動による生き物の保全の取り組みが行われています。

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