森林整備の必要性

更新日:2022年03月31日

 近年、木材価格の低迷による採算性の問題や森林所有者の世代交代、林業労働者の高齢化に伴う人手不足など、森林への関心が薄れ、山離れが進んだことにより、町内の人工林の多くが手入れの行き届かなくなった過密な森林や、放置され荒廃した森林になっています。

 森林は、木材など林産物を供給するとともに、日常生活に欠かすことのできない水資源のかん養や山地災害の防止など、豊かな生活を営むうえで重要な役割を果たしているとともに、最近では地球温暖化や熱帯雨林の減少など地球環境に対する関心が高まる中、二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑止する効果など、多様な機能をもっています。さらには、過密で昼間でも薄暗いうっそうとした森林はイノシシやシカなど獣類の格好の隠れ家でもあり、それら獣類の食料である下層植生の生育も皆無なことから、奥山から里山、そして人家付近へと獣類を追いやるなど、獣害被害の温床にもなっています。

 このような森林の持つ多面的な機能を十分に発揮させるためにも、適切な整備・保全を実施することが重要であり、町においても様々な施策により森林整備を進います。

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