熊川宿 旧逸見勘兵衛家
勘兵衛家の工夫
江戸時代末期に建てられたと伝えられる旧逸見勘兵衛家は、造り酒屋を営んでいた主屋と文庫蔵からなります。
改修は昔の家の持つ問題点を解決し現代的な生活が営めるようにすることが重要なポイントでした。
そこでは「明るさ」と広い「空間」の確保がテーマとなります。
隣接する町家が連続する熊川宿の町並みの中で、幸いにもこの旧逸見勘兵衛家は東隣が河内川の堰堤でした。そのため外壁に新しい窓を2ヶ所設けることができました。

【保存改修前の姿】

【表構】

【1階平面図】
明るさの確保
天井を取り払い、高く広い室内にしました。

【1階内部】

【2階平面図】
空間の確保
厨子二階の和室は街道側では十分な天井の高さがとれません。屋根組の梁を見せるデザインに変えて新しい天井を張り、快適な居住空間に改造され、宿泊施設として活用されています。

【2階内部】

【2階内部】
蔵の改修
母屋の南側には、庭と蔵があり、令和2年(2020)一棟貸しの宿泊施設として改修されました。
宿泊予約電話番号:080-6359-0808

【庭】

【蔵2階】
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更新日:2022年03月31日