常神のソテツ

更新日:2022年03月31日

国の天然記念物樹齢1300年常神のソテツ メインイメージ

国の天然記念物

家屋の手前に緑の葉っぱが放射状に生えている複数のソテツの写真

常神は、若狭湾に突き出た常神半島の先端にあり、対馬暖流の影響で半島には暖地性植物が多い。

ソテツは、集落の案内標識にしたがって上がったところの、民家の裏庭にある。
根元から樹高4.5~6.5メートルの支幹5本と、樹高1.5~3.0メートルの支幹8本に分かれ、その全幹の周囲は5.2メートルの巨木である。

ソテツは、本来琉球・九州南部の海岸に生育するもので、日本海の厳しい風雨にあいながら、このように大きく古いものは珍しく、自生としては、日本海側で最も北に生息すると言われる。
樹齢はおよそ1300年と推測されるが、自生したものか栽培されたものかは定かでない。
しかし、このソテツは漂流してきたインド人が種子を植えたとも伝えられている。

和名のソテツは、樹が衰えたとき鉄クギを地面に刺して、肥料として与えると元気になるといういわれからきているという。
一時樹勢に衰えがみられたが、平成8年、樹木医の指導により土の入れ換えや手入れを行った結果、回復している

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