秋・冬

更新日:2022年03月31日

秋は、米をはじめ農作物の豊穣な収穫を喜ぶ季節。他方で台風の風水害の惨禍がある季節です。嵐を避け無事の収穫を祈願する祭りや、豊穣を祝う祭りが行なわれます。また、八幡神社が鎮座する集落では「放生祭り」が行なわれます。

風祈能(かざいのう)

秋祭り(加茂神社大祭・みかた祭り)

加茂神社例大祭では神社儀礼が済むと9月11・12日両日にわたり集落内を神輿の渡御行列や還御行列が行なわれ、神社境内では浦安の舞、加茂神楽が奉納され飲食等の出店で賑わい夜には山囃子が奏楽されます。

加茂神社例大祭

加茂神社例大祭

みかた祭りでは、午前中に山脇、熊野八幡、御方の各神社儀礼が行なわれ午後から夜にかけあらかじめ定められた集落内のコース(旧国道を中心)を山車が巡行し、山車の上では子ども達による演舞等が行なわれ、子供太鼓囃子が奉納されます。

みかた祭り

みかた祭り

放生(ほうぜ)祭り

「放生」とは、生命を尊び殺生を戒める仏教の思想に基づくもので、若狭地域では9 月14・15 日に行われる小浜市男山の八幡神社の《放生祭》が最も盛大で有名です。

若狭町内では、同日を中心に岩屋 、東黒田、南前川、北前川、三方、塩坂越、上黒田、三田、末野、有田、仮屋集落で行なわれ、この内、三田、末野集落では特に盛大に行われています。

山の口講

12月9日と1月9日を中心とする日曜日などに山の神を祀り山の安全を祈る山の口講が行なわれ、現在、町内では36集落(旧三方町16集落、旧上中町20集落)で実施されています。

お火焚き

仮屋の八幡神社では12月11日前後の日曜日に「オシタキドンド」という「お火焚き」が行われます。この行事は、正月に行なわれる「どんど」と比較し、巨大な火祭りで、山の神様の祭りのひとつです。