若狭町歴史文化館

更新日:2023年11月20日

若狭町歴史文化館の概要

山に囲まれた、上空から見た若狭町の写真

若狭町は、美しい海、清らかな川、五色の湖、わき出る名水、緑なす山々など、豊かな自然に恵まれています。その恵みのなかに、私たちの先人の営みの証として多くの遺跡があります。
なかでも、古墳時代に築かれた北川流域に立地する上中古墳群は、わが国を代表する歴史遺産として国内外に広く知られています。
若狭町歴史文化館では、北川流域を中心に展開する前方後円墳や巨大な円墳などからの出土品を紹介しています。国や県指定の史跡に選ばれた古墳も多く、1500年前の大陸との結びつきを語る貴重な出土品も含まれています。
当館の展示を通して、膳臣(かしわでのおみ)として名を残す若狭の王たちが、東アジアを舞台に活躍した時代に思いをはせていただければと思います。

常設展示室

古墳からの出土品の写真

向山1号墳 主要遺物

若狭町上中地域は、北川を下ると朝鮮半島や九州への航海の玄関口である若狭湾に容易にたどり着け、また南下すれば、近江を経て大和へ至る最短路に位置しています。このように交通の要衝であったことが、この地域に重要な古墳が造られた大きな理由と考えられます。

  • 上ノ塚古墳(5世紀初めに造られた、若狭地方最大の前方後円墳)や西塚古墳、中塚古墳などで構成される脇袋古墳群(国指定史跡)
  • 十善の森古墳(6世紀初めに造られ、伽耶や百済でつくられた副葬品が出土)などで構成される天徳寺古墳群(県指定史跡)
  • 上船塚古墳(6世紀前半)や下船塚古墳(6世紀中ごろ、若狭地方最後の前方後円墳)で構成される日笠古墳群(国指定史跡)
  • 向山1号墳(5世紀中ごろに造られ、本州最古の横穴式石室をもつ)

など、海をはさんで大陸と向き合い、大和政権を支えた古墳時代の若狭地方の姿を、出土資料やパネルで紹介しています。

企画展示室

1年に複数回、企画展示を行なっています。スペース的には小規模ですが、毎回多彩なテーマで開催しております。ぜひ、常設展示と合わせてご覧ください。

臨時休館のお知らせ

資料返却にともなう事前準備および復旧作業等の理由により、下記の日程のとおり、臨時休館いたします。ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

【期 間】

・令和5年12月25日(月曜日)・27日(水曜日)・28日(木曜日)

歴史文化課
電話番号 0770-45-2270

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第41回企画展「発掘調査後のあれこれ」のご案内

「発掘調査後のあれこれ」と題して、若狭町が実施した西塚古墳の発掘調査後に行った出土遺物の整理作業に関する企画展を開催中です。普段、目にすることのない発掘調査後の整理作業について知っていただければ幸いです。

(※詳細は案内チラシを参照)

 

主催:若狭町 / 若狭町歴史文化館サポーターの会

期間:令和5年10月4日(水曜日) 〜 令和5年12月23日(土曜日)

会場:若狭町歴史文化館 企画展示室(若狭町市場20-17)

開館時間:9時00分〜17時00分(16時30分までに入館)

休館日:毎週火曜日

第41回企画展示 チラシ

第41回企画展示 チラシ

歴史文化課
電話番号 0770-45-2270

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企画展示のご案内(花園大学歴史博物館)

現在、花園大学歴史博物館で「若狭の古墳 −よみがえる若狭の王者− 」を開催中です。

詳細は下記のURLからご覧ください。

 

期間:令和5年9月28日(木曜日)〜12月23日(土曜日)

https://www.hanazono.ac.jp/event/event/002285.html

企画展案内チラシ

企画展案内(花園大学歴史博物館)

企画展案内チラシ

企画展案内(花園大学歴史博物館)

企画展案内チラシ

企画展案内(花園大学歴史博物館)

企画展案内チラシ

企画展案内(花園大学歴史博物館)

ご不明な点などがございましたら、下記の連絡先へお問い合わせください。

歴史文化課
電話番号 0770-45-2270

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第40回企画展 「渋沢栄一の こころの広がり」

主催

若狭町

期間

令和4年2月9日(水曜日)~令和4年5月9日(月曜日) (注意)火曜休館

内容

  • NHK大河ドラマ「青天を衝け」で一躍その存在が広く知られた、「近代日本の資本主義の父」と言われる渋沢栄一に関する企画展です。
  • 渋沢の「道徳経済合一説」の論語の教えの原点となる人物や、西郷隆盛との出会いなど、渋沢に大きな影響を与えた人物とのつながりの一筆を、直筆の史料で紹介します。
  • 渋沢が関わった「青い目のお人形」について、鳥羽尋常高等小学校での歓迎会の写真も展示します。
渋沢栄一の書「博施於民 而能済衆」の画像

渋沢栄一の書

博施於民 【博(ひろ)く民に施して)】
而能済衆 【そして能(よ)く衆を済(すく)う】
大正辛酉(10)年(1921年)5月
青淵 書

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第39回企画展 「史跡西塚古墳発掘調査 速報展 ~明らかとなった西塚古墳の真の姿~」

主催

若狭町

期間

令和3年10月8日(水曜日)~令和3年12月6日(月曜日) (注意)火曜休館

内容

  • 若狭町熊川区に伝わる熊川区有文書のうち『御用日記』(34冊・江戸時代元禄~慶長年間・福井県指定有形文化財)に関わる企画展です。
  • 熊川宿の誕生・御用日記からわかること・熊川宿の歴史年表の三部構成で紹介します。
  • 熊川宿の機能、上方との交通、経済に関することなど、多くの記録が記された貴重な資料群です。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第38回企画展 「熊川御用日記 ~熊川宿のまちづくりのルーツを訪ねて~」

主催

若狭町

期間

令和3年6月16日(水曜日)~令和3年8月30日(月曜日) (注意)火曜休館

内容

  • 西塚古墳(若狭町脇袋)の令和3年度の発掘調査成果に関する企画展です。
  • 調査風景の写真や発掘調査で出土した埴輪の展示のほか、周濠の底から出土した各種木製品や、全国的に類例のない周濠の水量を調節したと思われる堰状の遺構について紹介します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第37回企画展 「史跡西塚古墳発掘調査 速報展 ~王家の谷に佇む西塚古墳の発掘調査成果について~」

主催

若狭町

期間

令和3年2月1日(月曜日)~令和3年4月10日(土曜日) (注意)火曜休館(火曜祝日の場合翌日休館)

内容

  • 西塚古墳(若狭町脇袋)の発掘調査成果に関する企画展です。
  • 調査風景の写真や新聞の一面を飾った人物埴輪をはじめ発掘調査で出土した埴輪を展示します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

すでに終了した企画展

第36回企画展 「あの頃の風景と暮らし4 ~故郷の懐かしい写真を再び~」

主催:若狭町
期間:令和2年10月1日(木曜日)〜令和2年12月27日(日曜日) (注意)火曜休館
内容:

  • 平成21年度から23年度に開催した「あの頃の風景と暮らし」シリーズの4回目です。
  • 暮らし、風景、出来事の三部構成で紹介します。
  • 過去に展示したものも含め、厳選した44点を展示します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第35回企画展 「三方五湖のウナギとシジミの歴史展」

主催:若狭町
期間:令和2年2月1日(土曜日)〜令和2年4月5日(日曜日) (注意)火曜休館
内容:日本農業遺産に認定された「三方五湖の汽水湖沼群漁業システム」。企画展では、それらの伝統的な漁法で漁獲されるウナギとシジミについて取り上げます。縄文時代の鳥浜貝塚、鯖街道、昭和時代から現在までのウナギとシジミにまつわる考古資料や歴史史料、漁具について紹介します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第34回企画展 「熊川葛の製作と商い」

主催:若狭町
期間:令和元年10月19日(土曜日)〜令和元年12月27日(金曜日) (注意)火曜休館
内容:江戸時代より若狭の特産品として京都で重宝された熊川葛。企画展では、熊川葛の伝統的な製作方法について、使用した用具とともに紹介します。また併せて、葛問屋のもとに残された古文書から熊川葛の商いの様子についても紹介します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第33回企画展 戦国の若狭「光秀がくる」

主催:若狭町
期間:令和元年7月21日(日曜日)〜令和元年9月30日(月曜日) (注意)火曜休館
内容:戦国時代の若狭と明智光秀の関係について、古文書などで紹介します。

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

第32回企画展 「ふりかえる若狭町の古墳調査」

若狭町の古墳調査はおよそ100年前の大正5年の脇袋の西塚古墳の調査が最初です。その後、研究者や大学の協力をいただきながら多くの調査が行われ、近年では埴輪などの出土品の研究も進み、いろいろなことがわかってきました。企画展では、発掘調査の歴史を振り返るとともに近年の調査の成果についても紹介します。

主催:若狭町
期間:平成31年4月27日(土曜日)〜令和元年6月30日(日曜日) (注意)火曜休館
内容:

  • 西塚古墳の発掘調査(1916年)から脇袋丸山塚古墳の発掘調査(2017年)までの調査履歴紹介
  • 若狭町教育委員会(旧上中町教育委員会・旧三方町教育委員会)ほか発行の発掘調査報告書紹介
  • 藤井岡古墳(5世紀)出土甲冑形埴輪をはじめとする近年の出土資料紹介 等

ちらしは下記リンクをご覧下さい。

移動展 「科学者たちの秘蔵コレクション展 ~若狭町の研究・教育拠点、縄文ロマンパークの研究者紹介~ 」

研究・教育の複合拠点である縄文ロマンパークをより身近なものと感じてもらうため、縄文ロマンパーク内で研究を行っている科学者やその研究内容、彼らが研究のために収集した資料等を紹介する移動展を下記のとおり実施します。

(注釈)本展示は、パレア若狭ギャラリー(若狭町市場18-18)にて、平成30年12月3日(月曜日)〜12月17日(月曜日・午後3時まで)の期間開催される展示の移動展示です。

主催:福井県年縞博物館、若狭三方縄文博物館
共催:立命館大学古気候学研究センター
期間:平成30年12月19日(水曜日)〜平成31年1月28日(月曜日) (注意)年末年始・火曜休館
内容:研究者たちの紹介パネルとともに、こだわりの品を展示

主な展示品

  • ジャーナリスト必携の、取材に関わる道具類
  • 自作の遠心分離機や花粉計数器
  • 若狭にゆかりのある禅僧の短冊
  • 葛(植物)を材料とした手作りの品々
  • 縄文時代の貝標本
  • 各地のミュージアムショップで扱っていたグッズ類
  • 実験製作した古代エジプトの石製ナイフ
  • 日本各地で採集した鉱物コレクション

第31回企画展 「町民コレクションその三 幕末三舟書画展」

平成30(2018)年は、明治に元号が改められてから150周年です。日本の大きな変革期にあたる幕末から明治にかけて活躍し、「幕末の三舟」と称された勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の三人の生き様を物語る書画を展示いたします。

期間:平成30年6月24日(土曜日)〜9月30日(日曜日)
チラシは下記リンクをご覧下さい。

第28回企画展「堂谷憲勇展 ~中国美術研究の権威~」

第28回企画展「堂谷憲勇展 〜中国美術研究の権威〜」のチラシの縮小画像

明治33(1900)年福井県遠敷郡瓜生村脇袋(現若狭町脇袋)に生まれ、京都の花園大学教授・中国美術研究の権威かつ、旧国宝・現重要文化財指定の十一面観世音菩薩立像を有する名刹法順寺の住職でもあった堂谷憲勇氏が逝かれて40年。西田幾多郎や鈴木大拙、井上靖などとの交流や、また該博な知識を内に包み、温かく威張らない堂谷氏の真実の姿を知っていただく企画展を開催しました。
期間:平成28年12月17日(土曜日)〜平成29年3月20日(月曜日・祝日)

第27回企画展「熊川宿重伝建選定20周年のあゆみ」

第27回企画展「熊川宿重伝建選定20周年のあゆみ」のチラシの縮小画像

若狭町の熊川宿が国の重要伝統的建造物群保存地区になり20年を迎えました。宿場館など公開施設の開館、てっせん踊りや特産の葛の再興、電線類の地中化などの町並み景観整備、熊川いっぷく時代村の開催、防災計画の策定など、20年間の取り組みを中心に写真や資料で振り返りました。

期間:平成28年10月15日(土曜日)〜12月12日(月曜日)

第26回企画展「義民 松木庄左衛門の生涯 〜義に殉じて仁を成す〜」

松木神社に建っている松木庄左衛門像の写真の縮小画像

松木庄左衛門(長操)は若狭町新道の出身で、16歳の若さで庄屋となり、若狭の農民を代表し藩主に年貢の引き下げを願い出たことから「義民」と呼ばれています。幾度にも及ぶ嘆願の末28歳で磔(はりつけ)にされてしまいますが、その願いは通じ、民衆の暮らしは大きく改善されました。企画展では、松木庄左衛門の人生、ゆかりの品や場所などを紹介しました。(写真:熊川 松木神社の松木庄左衛門像)

期間:平成28年5月16日(月曜日)〜平成28年8月15日(月曜日)

第25回企画展「向山1号墳発掘調査 〜ビフォーアフター〜」

第25回企画展「向山1号墳発掘調査 〜ビフォーアフター〜」のチラシの縮小画像

発掘調査が行われたことによって、若狭の古墳時代観がどう変わったのか。本州最古の横穴式石室から出土した副葬品の解明を通じ、朝鮮半島との関わりをより詳しく展示解説しました。

期間:平成27年11月13日(金曜日)〜平成28年2月28日(日曜日)

講演会・イベント

近日中の講演会・イベント

すでに終了した講演会・イベント

令和元年度 第4回 若狭町歴史環境講座 「史跡古墳の世界遺産登録」

令和元年度 第4回 若狭町歴史環境講座 「史跡古墳の世界遺産登録」のチラシの縮小画像

大阪平野南部に古墳時代最盛期(4世紀後半から5世紀後半)にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群 百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群が、令和元年7月に世界文化遺産に登録されました。
講師が堺市百舌鳥古墳群等史跡保存整備委員会 委員として携わった、同古墳群の最近の発掘調査や、大和政権と若狭の関わりについてお話しいただきます。

主催:若狭町、若狭町歴史環境講座企画運営委員会
講師:一瀬和夫氏(京都橘大学大学院教授)
とき:令和2年2月23日(日曜日)13時30分〜15時30分(講演会)
ところ:若狭町歴史文化館 講堂(入場無料・申込不要)

平成28年度 第2回 若狭町歴史環境講座 近年の若狭の古墳 発掘調査報告 「日本を代表する脇袋古墳群の重要性」

平成28年度 第2回 若狭町歴史環境講座 近年の若狭の古墳 発掘調査報告 「日本を代表する脇袋古墳群の重要性」のチラシの縮小画像

若狭地方には、上ノ塚古墳をはじめとする首長級古墳が数多くのこされています。近年の若狭の古墳の発掘調査について、調査を担当した花園大学の高橋克壽教授にご講演いただきました。

主催:若狭町、若狭町歴史環境講座企画運営委員会
講師:高橋 克壽氏(花園大学文学部文化遺産学科教授)
とき:平成28年9月11日(日曜日)13時30分~15時30分(講演会、現地見学会)
ところ:若狭町瓜生公民館(講演会)、脇袋古墳群(現地見学会)

ワークショップ「御食国若狭と鯖街道見学会 街道コースバスツアー」<日本遺産魅力発信事業>を開催しました。

ワークショップ「御食国若狭と鯖街道見学会 街道コースバスツアー」のチラシの縮小画像

とき:平成27年12月6日(日曜日) 9時〜12時
ところ:若狭町歴史文化館(発着)

平成27年度第4回歴史環境講座 シンポジウム「向山古墳群の世界」を開催しました。

平成27年度第4回歴史環境講座 シンポジウム「向山古墳群の世界」のチラシの縮小画像

とき:平成27年11月22日(日曜日) 13時30分~16時
ところ:若狭町歴史文化館 2階講堂

ワークショップ「御食国若狭と鯖街道見学会 古墳コースバスツアー」<日本遺産魅力発信事業>を開催しました。

ワークショップ「御食国若狭と鯖街道見学会 古墳コースバスツアー」のチラシの縮小画像

とき:平成27年11月22日(日曜日) 9時~12時
ところ:若狭町歴史文化館(発着)

利用案内

開館時間

9時〜17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週火曜日(祝日の場合は翌水曜日)、年末年始

その他メンテナンス等の理由で臨時休館することがあります。

入館料

無料

電話

0770-45-2270

建物は若狭町役場上中庁舎とつながっています。右の玄関からお入りください。

下記のリンクから関係パンフレットがダウンロードできます。

アクセス

若狭町歴史文化館への地図の縮小画像
  • 電車をご利用の方
    JR小浜線「上中駅」下車、徒歩3分
  • お車をご利用の方
    舞鶴若狭自動車道「若狭上中インターチェンジ」から約10分

この記事に関するお問い合わせ先

若狭三方縄文博物館
電話番号 0770-45-2270

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