子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防接種について

更新日:2024年04月01日

「子宮頸がん」とは、女性の子宮頸部にできるがんのことです。子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。このウイルスは、子宮頸がんの患者さんの90%以上で見つかることが知られており、HPVに長期にわたり感染することでがんになると考えられています。なお、HPVは一般的に性行為を介して感染することが知られています。

子宮頸がんは日本では毎年、約1.1万人の女性がかかり、さらに毎年、約2,900人の方がなくなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も1年間に約1,000人います。

子宮頸がんは予防できるがんです。子宮頸がんとHPVワクチンについてよく知っていただき、ワクチン接種をご検討ください。

HPVワクチンとは?

現在、公費で受けられるHPVワクチンは3種類あります。

  • 2価ワクチン(サーバリックス)
  • 4価ワクチン(ガーダシル)
  • 9価ワクチン(シルガード)

HPVワクチン接種間隔

一定の間隔をあけて、同じ種類のワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。

接種対象者・費用

小学校6年〜高校1年相当の女子

接種費:無料

※平成9年度生まれ〜平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日〜2008年4月1日)の女性の中で、定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方には、あらためて公費での接種の機会を提供しています。詳しくは、HPVワクチンの接種を逃した方へ〜キャッチアップ接種のご案内〜」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.htmlをご覧ください。

キャッチアップは令和7年3月31日で終わります。接種は合計3回で、完了するまでに約6か月かかります。すべて公費で接種するには、令和6年9月30日までに1回目の接種が必要です。

ワクチン接種により起こりうる症状

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。稀に重い症状の報告もあります。(アナフィラキシー、ギラン・バレー症候群、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)など)

接種時の持ち物
  • 予診票
  • 母子健康手帳
接種できる医療機関

医療機関リスト(PDFファイル:67.6KB)

※県外で接種を希望される方は、申請が必要となりますので健康医療課にご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康医療課
電話番号 0770-62-2721

メールフォームからのお問い合わせ